メッセージ
てゆうか
さっきの奴
見たときは
ウサギだったのに
今日は
長髪だったな
固く笑って
手を振った
それは来年の会話か
来たメールも
全て無視
そんな毎日の中で
生まれたのは
汚い
病原体のような
言葉だけでは無い
もう夢も見ない
親父が言ってたな
好きな事をやれって
でも
好きな事は嫌いな事で
矛盾が大好きな
子供だった
釣りに行っても
釣れるのはフグばっかり
雑学だけが増えて行き
やがて
水も吸収できなくなっちまった
さらば青春の光
まだまだ若いのに
オートバイに跨ったあの日
海には自転車で落ちちまった
グーの相手にはパーを出した
自然の摂理に従った
料理本も読み漁り
夕食もプレゼントしたな
ピザを焼く釜は無かったけど
キノコのスープが最後だったか
そこまでの勇気が無かったか
リングに上がっても
汗一粒出なかった
それは緊張では無く
大物の予感だった
深海で圧力に耐えるまでは
飛び出した目玉に
恐怖を覚えるまでは
伝わらない全て
包み込んだ全て
燃やせば
灰になる全て
残った針が意味するものは?
どうって事ない
ただのメッセージ
ピンクにするか
黒にするか
迷う程度の迷宮の森
タイムマシーンがあったら
誰にもバレずに
爆弾を仕掛けよう
好奇心だけの
馬鹿なアイツが
吹っ飛ぶところが見てみたい
絶叫の中で
人々は何を見る
明日は自分と…
鏡に問いかけてみたい
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