微かに残る曖昧な自供
通ったハズの無い小道に
迷い込むハズの無い
楽しげな6人の小人が
私に媚を売りながらはしゃぐ
空を飛んでも
気持ちは晴れずに
海に浸っても
悲しさは湧き上がらない
無気力という言葉がベストなようで
誰にも負けない試合を披露する
秘めた思い出は
体中から吐き出して
無限の童話は
まるでなぞなぞのように
言葉の迷路のスタート地点だった
短い文章に隠れた
終わりの無い
答えの無い答え
小人は無邪気な笑顔で
斧を振り回す
人の不幸を笑い
人の不幸で泣き
人の幸せで笑い
人の幸せで笑う
彼方まで届くその歌声は
怯える小動物をあざ笑い
何気ないものの
足を止める
恐怖には敏感で
汗ばんだ手を握り締め
人の幸福をあざ笑う
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