咲いた花に微笑みかけた
短い休暇も忘れた事に
トラウマの記憶の奥に隠した
長い歴史の切れ端に
遊びと同じ感覚で
皮膚の色だって関係ねぇ
文句は言わずにただ黙って
押し殺した
日帰りの過酷なスケジュールは
陽気に蔑んで
喜ぶフリを見抜いた若者は
罪の無い心の底に罪を感じた
何食わぬ顔で歩く人間
他人に興味が無い?
お前の存在は罪だ
どおりで濁った証拠になる筈だ
神の御霊に
細かく刻んだ肉片に
ありったけの愛を込め
無力なお前でも
光るだけのエネルギー
爆発の威力で飛び散った
流れ弾のような
突き進む眼球が
虹をかける7色にも似た
豊な表現で
写真にも残せない
狂気の唄は
鼻歌まじりで流される
美しいオルゴールの高音な配合
休眠中の虫けらは
地上の出来事にはまるで無関心で
命の重さに耐えかねても
道路で転がる
泣きすがる女の子でも
違う相手に魅力を感じた
強盗をする暇も無く
犯罪者に名を連ねても
濁った白眼は戻らない
究極の選択
海外旅行にでも出かけて
気分転換にはならないが
世界の無価値には気がつくだろう
人々の生活が
何て
意味の成さないものなのか
見飽きた顔に
想像以上の悪態をついて
付けたレッテルで世界を巡る
なんて儚い
遠い正夢
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