冴えない鏡の前に立つ自分
あんたの心を繋ぎ止める
足りない何かを必死に探そうと
見つめる視線の前には
ブルーが滲んで
きっと見違える程
街中の人が振り返る程
世界中の誰よりも
他人事のように
無意味な妄想を繰り返す
無償で与えても
報われないものがあり
届けたい思いは
きっと風に流れて
見知らぬ土地に辿り着いた
無知な自分の
無心を恨み
無謀な夢を描いて
無頓着なあなたの
無垢な笑顔で癒されて
無想にふけた私の
無毒な心は
無理を知っても
無効にはならず
無情なあなたは
孤独をくれた
二人だけの約束に
届いた願いの数だけ
あなたへの感謝と共に
数えた星の数と同じだけ
流した
青い涙の
罪の分だけ
あなたが残した
香り
と
影
苦しまないで
将来を見つめる事ができたら
きっと
祝福に包まれて
生まれた事に感謝して
赤い涙を流し
聞き届けたい想いの全てを
頭上の雲の
もっともっと上へ
遥かな地上へ
この記憶と
この感触と
この妄想と
長い長い
軌跡が
道となって交わるように
願い
夢を見る
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