火曜日, 7月 21, 2009

echo

落ち着かない放課後に
宇宙への神秘を思い
夜の空を見上げる
自分の存在が何の意味ももたない事は
産まれた時から知っていた
大きな宇宙の中の
小さな地球
小さな自分
生きる意味を想う事すら
信じがたい
意味の無い
全ては
風に舞い上がる
埃のような
微かな
微かな

日曜日, 7月 19, 2009

てめえ この野郎

昨日見た悪夢の果てに
お前の笑顔が浮かんできたんだ
吐き気がする程の薄暗い笑顔で
お前以下の俺でも
正義くらいは読んでやる
優しさくらいは叫んでやる
人を見透かすその黒眼
気が狂ったか?
正気に戻してやりたい
ヒーローの鉄拳制裁
根性論じゃ語れない
人生の罠
底辺に降りて来いよ
両手つないで幸せごっこ?
等身大の自分で
周りを見渡せよ
お前を目指しちゃおかしくなっちまう
地球のぜんまい
お前抜きでも回していけるだろ
俺の人生ユーターン
かまして
かまして
今までに聞いた事のない
でっかい爆発音
飛ばしてみろよ
心の奥に秘めた
でっかいダイナマイト
灯してみろよ
お前の灯台
尊敬するよ
人の気持ちが読めるのか
泣きやまない子供のように
スキップで飛ばして
さらにジャンプ
絵心磨け
色は要らない
モノクロで
なめらかに
魅せる
見せた
進んでする
お母さんのお手伝い
いい子は黙って茶碗をさげろ
あげた拳も振り下ろして
ケチャップにみたてた血だまりの中
途方にくれるホームレス
サービスだらけの
心地よい
優しさに溢れた
最高に
ふざけた世界だ
てめえ この野郎
目を合わせろ
てめえ この野郎
殴ってやるよ
てめえ この野郎
てめえ この野郎
目を覚ませ
偉そうな奴らばっかりだ
俺にウチに遊びに来いよ
澄んだ煙で歓迎してやる

寒そう

綺麗な刹那
君の手を握りしめて
限りない無限の暗闇
見つからない希望でも
二人で歩めばきっと見つかる
何気ない風景の中で
疑問もきっと晴れるはず
意味の無い言葉は捨てて
真っ赤で華麗な水の深さに
涙がこぼれる
記憶違いの
重たい深海
そのイントネーションの相違
七色の口紅
すれ違う魂

大きな音に気が付いて
駆け抜ける虚勢
地響きの合間に
流れ落ちる輝き
小さな小さな小さな小さな
その存在
誰もが気付かない振り
気にしない
気にしない
ゴールに見えない道を進む意味
意味の無い思想
遥かな未来
深い深い闇に
天を仰いで
深い闇の中に
寒そうな
誰もが信じる存在
寒そうな
誰も見た事の無い存在