月曜日, 1月 19, 2009

曖昧

微かに残る曖昧な自供
通ったハズの無い小道に
迷い込むハズの無い
楽しげな6人の小人が
私に媚を売りながらはしゃぐ
空を飛んでも
気持ちは晴れずに
海に浸っても
悲しさは湧き上がらない
無気力という言葉がベストなようで
誰にも負けない試合を披露する
秘めた思い出は
体中から吐き出して
無限の童話は
まるでなぞなぞのように
言葉の迷路のスタート地点だった
短い文章に隠れた
終わりの無い
答えの無い答え
小人は無邪気な笑顔で
斧を振り回す
人の不幸を笑い
人の不幸で泣き
人の幸せで笑い
人の幸せで笑う
彼方まで届くその歌声は
怯える小動物をあざ笑い
何気ないものの
足を止める
恐怖には敏感で
汗ばんだ手を握り締め
人の幸福をあざ笑う

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