水曜日, 10月 08, 2008

中毒性の真性マゾゲーム

記憶に残る全てに
変わる中にある土色の乾いた水
振り返っても顔は見えずに
嘆いた
見覚えも無いすの姿には
消えかけた手の感触すら残せない
明日の欠片は影すら映らない
溜息に感じる寒い赤色
黄金の筋
引き金を引いたあなたには
360℃の虹が見えたはず
右胸が疼くのは
寝不足のせいだと気づいた
納得の午後になる未来が
怒号のように渦巻く
白い霊柩車の先に
大の字で広がるあとがきのように
乾燥した感覚では拾えない
挑戦者はパニック症が後遺症
休日にも冴えない口元で笑っていた
大草原に広がる
ビッグバンに中身を差し出し
困り顔の社長は
樹海で首を吊るし上げられる
輪のような帽子を被り
闘牛の群れで暮らすその姿は
シルクのスカーフをした
田舎の漁師のように
1年前を見過ごした
ウサギの内臓で息を殺して過ごす
幼虫のように
煙で明日を忘れた
健忘症の俳優は
年金を投資して
ビルの屋上から
アメリカ横断を見事達成
子供は後部座席に乗せて
赤と青のケミカルな配色で
風景を眺める
水洗トイレのように流れる
世界を見下し
ゴール地点はあと僅か
流れていたのは自分だと気づく
なのに向かえの窓では
神父がオナニーを始める
左手に握りしめたマリア様が
硫酸の涙を流し
神父は絶頂へ達する
悪魔が唾を吐き
核爆弾のごとく
皮膚を切り裂く
ベットの下に隠して
眠りにつこう
明日には光が射すだろう
何もない畑の真ん中で
ビールを片手に
乾杯しよう
国家機密をばら撒いて
多分
尿道が破裂する位
注射の針を不法投棄
事情聴取で塀の中だな
大泥棒の格好で
夜中を徘徊した昨日の思い出
愛しいパン屋に
落書きをする
たまには良い事も必要なんだ
こっちは
吐き気と闘ってんだ
左フックは脇腹へ
角材は延髄へ
直接入力ではりきった
持つ手は振るえ
暗号が走馬灯のように流れ出す
口を押さえ
市場へ走る
果物屋に紛れよう
スイカの隣で正座して
何とかその場を乗り切ろう
結婚式は明日に控えて
バージンロードで愛を語ろう
深い深い深い深い
長い愛の歴史を
死を分かつまで
ランナーに纏わりつく
小バエのごとく
ねっとりとした
口臭の奥で悪魔が笑ってる
中に隠したするどいフォークに
切れ味バツグンの長い
プラスチック
感激する程に
帰る足取りは緑に囲まれた
想う事はたやすいけれど
成す事は難しいと
初めて知ったあの日
全ての妄想が崩れ落ち
世界に絶望を隠せなかった
力で支配はできないと
悟られたあの日
分かった気で風をきった
過去が腐りはて
長い歴史が血で染まった
流した涙に感動もできず
歯車の中で
秒針だけが確実に進む
どっかの誰かは祭りあげられ
死を確認して安堵する
崩せない未来の全てに
名簿もスケジュールも無い
支離滅裂な感想文に
かける言葉も無かっただろう
目の奥で汗が浮かぶ
ピアスは自己表現
考えた事もない
痛みを感じない
ただそれだけで
人は振り返る
見下す幸福を持った人間には分からない
見上げる幸福を
信頼を持った奴には分からない
孤独の幸せが
普通の定説を信じて
流れる近代式の水洗トイレには
流れつく先が見えてないかもしれない
溜まった先に
何が待つのか
考えて欲しい
塊になった自分の心を
自己虐待で満足する
教科書に全てを託し
眼鏡で視力を補うのか
早い馬が勝つ常識では
この先も
未来も
ボタン一つで沸騰する利便性も
インスタントのコーヒーも
何もかも
炎の奥に宿る
一つの長い
無駄な

駆け込む事もできない
右脳を掻き毟る
奇声で始まる恋もある
それは愛の終わり
農家に感謝して
今日も靴を履く
束になった小人と共に
滝の下で輪を作る
自転車で駆け巡る
気の長い話
宅配便には分からない
切ないトラック
聞いた話で済まされない
責任の果て
依存の全てに
気持ちを込めて
常識の中で
立ち眩む
初めて飲んだ
アルコールを思い出し
黒人と盛り上がる
縄で縛られて
自由を奪われても
決して消えない
想いの中に
燃える確証の無い
石油の匂い
我慢を知っても
憤りを感じずに
道路の真ん中で
たまらずタッチ
挨拶も程々に
辞書の中に隠した
非合法な黒魔術
消しゴムで消せる程の
中身なら
風で吹き飛ばす
感じた記憶に
聖なる夜景
アルファベットに綴られた
家電の新商品
並べられたサイケデリックな
シルエットに色付けをして
願ってもない効果音
目が眩む中での作業も
慣れれば違いは無い
閉鎖的な人生の果てで
眺める風景は変わる事無く
季節が過ぎる
交わされる意味の無い
挨拶だけが生きがいとなり
不満を持っても
ゴミ箱に捨てるだけ
あっという間に倒れた
ドミノとの違いを探し
太腿に痣をつくる
ガスにまみれて
通るキチガイは
普遍的に流れる
食物連鎖であり
目標であり
確認でもあった
自信も持てと教えられ
革命を探し
それを力に変えた
半年前に消えた友人は
母親に殺され
昨日は
ゴムチューブで自殺した
バイク事故では死ねない
虐待の次に待つのは
見下す信念
パワーでは無く
目的だった
限りある事を知り
磁石を砂鉄で吸い取る
腐食する心臓に
矢が刺さる過去に戻り
花のようにドス黒い
木片を貫いた
幸せを感じた頃に

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