月曜日, 11月 10, 2008

未完成の投了

投げ出す事は簡単だった
無視をする意味と同じで
毎食のマーマレードのこってり感と同じ
帰る場所のある記憶が
蘇った時にさえ
軽く頷き
後ろ向きで歩いた
思考回路の破裂と共に
罪悪感とは違う
無意味な悲壮感
熱いうちに食べつくす
バーベキューは
まさに
そのものだった
団欒に吐き気をおぼえ
賞賛には拍手をおくる
応援歌を無心で歌い
誇る背中も無い
トラウマと繋がった記憶が
無限ループのスピーカーのように
両サイドを流す
ライトに照らされた
本性の骨と皮には
きっと梯子をかけた天国へ
値札のつく事もない
この音楽には
低音も高音も
エレキ音も自然の音も
自分の声さえも
走馬灯のように走るだけ
理解を超えた
超人的な鬱患者には
愛の歌がピッタリ似合う
その手元へ届けた
バラの花が
色を失い
地層へ帰る
その時までは
眠りの中で
幸せな孤独の中で
きっと気づかない全てが
目をそらした欠片
夜空を照らす星空とも
尊い血の繋がりが
示す程度の
内臓器官が違う
地を這う
片足の無い男
支離滅裂な感情に
ひびの割れるショック
流した電流の数だけ
幸せがあり
涙があった
他人の家でのセックスも
いい思い出で
感じた白眼に垂らした涎
獣のお礼に
捧げた
チープなドレス
異端児を自負した
川の中の子供

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