水曜日, 11月 12, 2008

妖艶

その視線にいつも心は踊り狂い湧き上がる鼓動の熱が込みあがる
触れたい衝動を抑えても離れない眼球の奥でもどかしい程の痒み
単なる見過ごし単なる思い過ごし脳みその錯覚は離れない感覚
同一色のアンバランスな美的センスをくすぐりながら罵倒する口元
演じるようでも叶わない陽気な左右真逆の感覚で
キラキラとした参列者の列に愛想を振りまいて嘆く通り魔にも
愛の手を差し伸べてユーモアが同居した俊敏な自由な言葉を
凍りつくまでの長い道筋でも暖かいスープが待っているような
公開生放送でも緊張もせずに夕張メロンを食べ尽くした
喉元まできた飛沫と同じスピードの血液はスイカの汁と同じ色
トロトロとした愛液に混ざり合った美的センスと美的感覚は
自分の片手で処理するように虚しい行為ではなく
狂気と獣がセックスの果てに辿り着いた人殺しの兵器
大国に灯る一点の宿明かりの下で絡み合う男女を想像しながら
眩い充電器は機種変更の時までの出会いであったように
悪魔に使える島国の愛人は通り過ぎた印刷の墓場まで着いて来い
長時間の愛撫で腫れ上がった臀部と同様に真っ赤な眼球を刳り貫いて
くくりつけておきたい衝動を止まらない弓矢の上向いたカーブと一緒に
絶えられない言葉と攻め立てられる滝の流れと想像する最大の倒立
勇気とも違う掛け声が待っている詐欺師と知りながら全うする任務
熱い水をかけられて目が覚めても目が覚めない夢の中
起き上がる情熱は忘れて眠りについた甘い言い訳だって聞かないような
消えたい影の愛された溢れた森の奥で会えない敵と匂いの融合をして
どうでもいい感情も見えないさえずる小鳥では違いすぎる
友情でも無く同情でも無いただ愛した子供と同じで殺した感情はさばくに流れた

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