木曜日, 11月 06, 2008

風景

見たままの風景
誰もが同じ風景を見てると
勘違い

人それぞれ
眼球の形も
色も

人それぞれ
脳みその形も
色も

人それぞれ
生きてきた道も
色も

人それぞれ
人生の感情も
色も

同じは無い
同じ人間はいない
同じは皆無で
隣をみながら道を歩いてる
追い越さないように
見失わないように

ゴールが全て違うなら
進む道が外れても
それもまた人生

自分が理解されない

いや
お前もまた理解されてないよ

馴れ合いの果てに
言葉だけの
信頼

変わらない違いがあるか
広く大きい海は確かでも
同一の海は確かでは無い

勘違いの
落語家師匠
言葉巧みに
目線を合わせ
声を揃える
笑顔で近づき
同じ色をする

同じ免許証を取り出し
兄弟のように
脳内を見透かす

苦痛に泣いて誤るな
死んだ目を他人に見せるな
敵は作らず
クローンも要らない

違う角度で笑い
異なる怒りで目を閉ざす
音程の違う唄を歌い
倍の歩幅で歩く
長い髪を靡かせ
低い思いで喘ぐ
冬に厚着をし
身を隠す

容赦の無い
航海に飛び出せず
画面の前で泣き叫ぶ

異色で着飾り
最低速で駆け巡る

毎日は全て違う風景で
価値のある記憶

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